夏の改装のためお休みです

夏休みに入りました。暑いですね!診察室には真っ黒に日焼けした子どもたちがにこにこしながら入ってきます。思えば、小児科ってふつうは病気でしんどい子どもたちが来るところですが、うちは、病気の子どももきますが、アレルギーの普段は元気な子どもが多いので、定期受診で、こんちわーと入ってきて、最近の楽しかったことをいろいろ話してくれるのです。そういう子どもたちと話すのはとっても楽しくて、私の元気の源です。
夏かぜは流行っていて、今年は手足口病はまだ少ないですが、ヘルパンギーナというのどにぶつぶつのできる咽頭炎が少し。でも、春からはやっていて、一見夏かぜっぽくふるまっている溶連菌感染症がすごく多いです。みな、熱があっても元気ですけどね。検査せず、見過ごされている場合も多いようです。あせもも多いですねえ、汗拭き・シャワーをよろしく。
夏休みになると、定期のアレルギー検査にいらっしゃる患者さんが多いのですが、ごめんなさい、今年はクリニックの改装・拡張工事のために、3週間もお休みをいただいてしまいます。思うように受診できないとか、予約がとれないとか、一般小児科の枠がすぐうまってしまうとか、ご迷惑をおかけしていますが申し訳ありません。でも秋からは、同じアレルギーを専門にする先生が仲間に入ってくれるので、患者さんたちにとってもずっと良くなると思います。
一般小児科だけであれば、小児科医で応援にきてくれる先生や若いアルバイトの先生とか、見つけることは簡単です。ちゃんとした小児科の研修と仕事をしていれば、それは共通でお任せできるので、助けていただけるでしょう。でも、私の専門のアレルギーに関しては、喘息の治療をどう選択するか、かゆいアトピー性皮膚炎にどう塗り薬を選択して指導して早く治すか、増えている食物アレルギーに対してどう評価し、必要なものだけ食物制限を指示し、ほかの食品をどう食べていくかの指導をするか、はものすごく細かいし、経験もいる、すごく専門的な分野です。ですから、私と同じレベルの治療ができる先生としか、一緒に仕事をする気になりませんでした。今回幸いなことに、私の後輩で、私よりずっと優秀で、なおかつ患者さんにもやさしい先生にきてもらえることになりました。めちゃ、ラッキー!アレルギーの患者さんに、最新の正しい知識と誠意と共感をもって向き合う、という姿勢は同じです。私ひとりでやれることは物理的に限界がありますが、ふたりになれば患者さんに、待ち時間が減らせるとか、いつでも小児科受診ができるとか、予約が早くとれるとかメリットがあると思います。ご心配なくお越しください。それから、予防接種にも力を入れますので、赤ちゃんを産んだばかりのお母さん、予防接種のプランのご相談も、看護師が受けますのでご安心ください。
8月1日から22日まで、3週間お休みをいただきます。めったにない長期休暇なので、ヨーロッパ旅行します!・・・と言いたいところですが、そうはいかず、被災した熊本の実家の片付けに帰ったリ、ホームページの改訂をしたり、新しくなるクリニックの備品を買いに走ったりなど、実は仕事と雑用ばかりです。でも、スタッフがみな協力してくれているので、大変な時期をやっていけそうです。オープン後は、さらに皆様に喜んでもらえる医療を提供したいと考えています。どうぞよろしくお願いします。夏の終わりにまたお会いしましょう。皆さま、お元気でね!

6月も終わり・・・

早くも今年も半分終わりました。
6月は夏かぜが流行中で、高熱が数日続きますが、みな割と元気で過ごすことが多いようです。外来もちょっと患者さんが減って、ゆっくり話すことができるようになっています。
さて当院は、HPトップでもお知らせしていますように、8月1日から3週間休診して、クリニックの拡張・改装工事を行います。増える患者さんになんとか対応したいと、10月からは外来予約数も増えますし、予防接種も積極的にやりたいと考えています。
そのための準備で、現在、新しいクリニックの設計・工事の契約・資金の調達・備品の選定と発注・新たなスタッフの募集・採用などすごい雑用に追われています。患者さんの診療は本職ですし、好きな仕事ですのでなんぼ忙しくてもなんとかやりこなせてきましたが、診療所のやりくりなどは苦手な部分(お金の計算とか・・・)も多く、大変です。でも幸い周囲に優秀なスタッフがいて、いろんな面で助けてくれてなんとか進行しています。
工事期間中はご不便をおかけしますし、8月に3週間もお休みして、本当に申し訳ないですが、その分7月末と8月末はフル回転で働きますので、よろしくご理解ください。なお、お急ぎでない診療・検査・薬の処方は少しずらしていただいたほうが、待ち時間が少なくて済むと思います。

声が出ない5月

5月は、1年でも最も心地よく、美しい季節だと思いますが、この5月は私にはなかなか大変な月でした。
この2週間声が出ません。流行ののど風邪のせいです。患者さんたちが5月初めから、のどが痛くてひどい咳を訴えて来院されました。皆元気なんですが、のどが赤くて、しつこい咳をします。のどにつくウイルスによる咽頭炎です。あらあらと思っていたら、18日水曜日、朝起きたらのどが痛くてあれ、これはもらったなと思いました。咳もなにもなく仕事をしていたのですが、午後から声がかすれはじめ、夕方仕事が終わるころにはすっかり声がかれてしまいました。私の仕事は(医者ですが)、しゃべることが仕事の大半で、いかにアレルギーがおこるか、どういうことがおこって今困っている症状になっているか、それをよくするにはどういう治療や生活の工夫が必要か、とにかく話して患者さんやご家族にわかってもらうのがアレルギー専門医の仕事ですので、一日中しゃべっています。そういうわけで、ずっとその週は、のどを休める暇もなく声がかすれたままでした。
年に1回はこういうかぜをひいて声が出ないことがあり、2~3日でよくなるのであまり心配していませんでしたが、今回は週末をはさんでもよくならないので焦りました。26日の木曜日の午後に、吹田市の保育園や幼稚園の職員さん向けの大きな講演会があったのです。声が出なくてはご迷惑がかかります。月曜日にあせって、耳鼻科の先生に診てもらいました。患者さんをたくさんご紹介しているアレルギーにも詳しいベテランの先生です。気道のファイバーをしてもらうと、「珍しいねー。ほかの気道の炎症はなくて、声門だけが腫れているよ、なんかすごく声使った?」。いや、毎日仕事でしゃべってるだけなんですけど・・・。二日間しゃべらなければ、ほっといても治るよ、と言われたのですが、仕事は休むわけもいかず、しかたなく、炎症を抑えるステロイドを飲み薬で飲み、講演の前には点滴していきました。おかげで、講演はしゃがれ声ながらなんとか乗り切りました。1週間くらい、夜は咳が出て、ごろっとした痰がでたりして、やっぱりかぜだなあと実感。
風邪症状は治ってきましたが、声はなかなか治らず、まだかすれています。患者さん方には、聞き苦しく、ご迷惑をおかけしていますが、申し訳ありません。「お大事に」と、お声もかけていただきありがとうございます。どっちが病気かわからん、とほほ・・・・
まあ、2週間もたつし、そろそろ治ってきてほしいです。そうするうちに5月も終わり!

医療法人 創和会 かめさきこども・アレルギークリニックは豊中市(緑地公園駅近く)にある、小児科・アレルギー科の専門医です。

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