ノーサイド

28日(土)に最後の診療を終えて、今年の仕事が無事終わりました。今年は公私にわたっていろいろ大変なこともあったけれど、仕事上では優秀なスタッフの協力に支えられて助けられました。まあ年齢とともに体力はなくなってきていますが、患者さんの子どもたちに(病気を診ているのはこちらですが)励まされて力をもらって続けられているのは幸せなことです。

何か好きなことがあるのもいいことで、今年は9月以来、ワールドカップラグビーにはまっていました。にわかファンでは実はなくて、学生時代のボーイフレンドがラグビー部だったので、実は昔から詳しいのです。松任谷由実の「ノーサイド」という歌は、当時ほんとにその通りの思いをして、さすがユーミンはすごい、と思っていました。

ラグビーという競技の素晴らしいところは、本当にみんなで鍛えあって協力し合って、互いを信頼しあって試合ができるところ、まさにOne Teamです。トライが決まるとその場面だけが何回も放送されますが、そこにいたるいくつものプレイにいろんなヤマがありきっかけがあり、こういう流れがあってトライに至るのだ、というところが好きです。とくに今回の日本代表はものすごく過酷な練習に耐えてきて、すばらしいプレイを見せて日本中を感動させてくれました。世界中で、国や人種や考え方が違ってあちこちで争いがあり分断があり差別や偏見がはびこるこの時代、ラグビーは、外国出身の選手も多いのですが、そんなことは問題でなく、また激しく戦っても、試合が終わると「ノーサイド」で、敵味方なく互いの健闘を称えあう、こういうところがとくに開催国日本で感動を呼んだのではないでしょうか。日本代表の試合はTVでしか見られませんでしたが、アイルランド対サモア戦を博多まで行ってグランドで観戦して、やはり直に見るのはすごい迫力でおもしろかったです。来年は花園にも行ってみようかと思います。

来年もみんなにとって良い年になりますように。

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