熱だらけの夏

7月末から8月にかけて、子どもの発熱疾患がすごく増えました。もともと夏は、ウイルス性の発熱疾患が流行する時期ですが、今年はコロナ感染が混じっているので、普通の熱よりも防御体制が必要になりますが、話を聞いて診察してみないと、コロナか夏風邪なのかわからないし、検査もどれをするか決められない。ガウン、フェイスシールド、手袋など完全防備で診察するのはかなりしんどくて、人数が限られます。看護師の人数が確保されていればなんとか発熱外来をやっています。

夏休み入りたては、小学生のいきなりの高熱を調べるとほとんどコロナ陽性でした。保育園はいろいろ流行っていて鑑別が大変。RSウイルスは咳やぜいぜいがあると疑わしい。口周りやのどにぶつぶつがあって手足を見るとうっすらぶつぶつ。これは手足口病の始まりでほっとします。検査もいらないし悪化することもほとんどないからです。そのうち、旅行から帰ってきた夜に熱が出て翌日来院しコロナ陽性とか、お盆に実家に帰省して帰ってきたら発熱してコロナ陽性、というのも増えました。高熱は2日くらいありますがそのあとはみな元気に回復しています。

さて今週から2学期が始まりました。また集団生活が始まるとあちこちでコロナ感染が広がります。ずいぶんかかったことがある人も増えて集団免疫もあがってきていると思いますが、なかなか気を許せない2学期になりそうです。

医療法人 創和会 かめさきこども・アレルギークリニックは豊中市(緑地公園駅近く)にある、小児科・アレルギー科の専門医です。

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