喘息があっても、運動はできますか。
もちろんです。ただ、運動をするときにコツがあります。はじめに十分ウォーミングアップすること、インターバルトレーニングといって、休憩をとりながら運動することです。運動の種類も、喘息をおこしやすいものとおこしにくいものがあります。一番いいのは水泳で、いちばんおこしやすいのはマラソンです。運動によっておこる喘息は、運動誘発喘息といって、喘息が重症であれば軽い運動でも発作が起きますし、軽い喘息でも、マラソンなど運動負荷が強くなればおこります。ふだんの体育や部活動の運動くらいは、発作なく参加できるようふだんの喘息治療をしっかりしておくことが必要です。
ペットを飼いたいのですが、注意点は。
アレルギー体質のあるお子さんのいる家庭では、犬、猫、ハムスターなど毛のある動物を飼うのはお勧めできません。暮らしているうちにアレルギーになり、眼がかゆい、鼻水が出る、咳が出て喘息発作をおこす、という症状が出ることがあります。ペットの困ったところは、アレルギーが出始めたからといって、じゅうたんやソファーのように捨てられないことです。喘息の治療をしながら命がけで飼うことになります。
皮膚の状態がよくなっても保湿剤は塗ったほうがいいのでしょうか。
アトピー性皮膚炎の本態は、アレルギー体質というより、皮膚のバリア機能の異常といわれています。つまり、皮膚が乾燥肌で、敏感肌で、外界からの異物の侵入や刺激に対して非常に弱くて反応してしまうのです。ですから、ワセリンなど、保湿剤を使ってなるべく皮膚の乾燥を防ぎ、保護してあげることが大切です。いい皮膚状態を保っているとだんだんバリア機能が改善し、ちょっとした刺激では湿疹やかゆみが出なくなってきます。保湿剤は使いやすいものならなんでもいいですから、毎日のスキンケアを習慣にしてください。