卵除去の給食でみんなと違うと、幼稚園でいじめられないか心配です。
幼稚園の年代で、そんなことでいじめはありません。「なんで○○ちゃん、みんなと給食ちがうん?」「アレルギーやから卵食べられへんねん」「ふーん」てなもんで子どもたちはそれで納得します。もちろん先生にはよくお話をして理解していただきましょう。
ちなみに、ときどき、卵食べられなかったらいろんなお菓子が食べられなくてかわいそう、なんていうひとがいますが、かわいそうなことなんてありませんよ。卵製品はたくさんあるので、お母さんは食事を作るときにちょっと不便ですが、一生懸命食材を選んだりおやつも手作りしたり手をかけるでしょ。卵なんか使わなくってもいろいろおいしいものは作れるのです。おかあさんの愛情がいちばんのごちそう!
卵以外にアレルギーをおこすものはどんなものがありますか。
乳児の食物アレルギーの原因食物は卵、牛乳、小麦の順番です。離乳期は、米、野菜、魚など和食中心の離乳食のほうがアレルギーをおこしにくいでしょう。もう少し年齢がいくと、エビ・カニ、ソバ、ピーナッツなどのアレルギーも出てきます。これらのアレルギーは、卵・牛乳などにくらべて、年齢が高くなっても食べられるようになりにくい食物アレルギーです。また、おこすときはきついアレルギー反応になりやすい食品ですから注意が必要です。
喘息の薬を飲むと発作はなくなるのですが、やめてしばらくすると咳が増えます。ずっと飲み続けなければならないのでしょうか。
喘息の治療は3ヶ月から6ヶ月同じ治療を続けて発作のない状態を作り、気道の炎症を抑えておくことが必要です。それから、ステップダウンといって薬を減らしていきます。喘息には発作がおきやすい季節があります。温度、湿度、気圧の変化の激しい、春から初夏にかけてと、秋に発作がおきやすいのです。その季節をうまくのりきったら減らす、というのもいいでしょう。いずれにせよ、子どもの場合は、成長によって免疫状態も変わり、気管支も太くなり、かぜもひかなくなり、体力もついて発作は減ってきます。治療は気長にゆっくり続けることが大切です。